強行突破、というタイトルを書いてみて思ったが、特に何も突破していない。言葉の壁とか突破できたらよかったんだが、私の知っているフランス語は「Bonjour」「Je m'appelle 〜」「Bonsoir」「Au revoir」の4つくらいなので、せいぜいが挨拶しかできないわけだ。辞書があれば何となく何書いてあるかはわかるのだが、発音できない。だってフランス語書いてある通りに読まないし、書いてある音読まないじゃないか。
そんなわけで何も突破はしていないが、スケジュールが強行だったことは否めない。否めないっていうか間違いなく強行スケジュールであった。なにせ土曜朝出て日曜朝帰ったのだ。しかも行きの飛行機の出発時間が7:05である。飛行機というものは当然ながら、出発時間に空港にギリギリに入ればオッケー、などという生易しいものではない。たとえ国内移動やヨーロッパ圏内移動でも、一応は一時間半前に空港に入っとけ、という指示が航空会社からなされるのだ。
とはいえ、それをバカ正直に守ろうとするとどうなるか。そりゃつまり5:35には空港にいろってことだ。私の家から空港までは間違っても歩ける距離とかではない。中央のVia Ugo Bassiから出る空港行バスの始発は5:20なのだ。そしてバスで空港までは30分と空港行きのバスのサイトに書いてある。これでは遅れず行っても5:50到着ではないか。つまり最初から5:35到着なぞ無理に決まっているということだ。
私はそこで自宅までタクシーを呼ぶような軟弱者ではない。いや、その行為が軟弱なのかは知らないが、とりあえずそんな無駄な金は使わない。空港行バスなら片道5ユーロである。そんなもん当然空港行バスに決まっている。最初っからファイナルアンサーだ。ちなみにミリオネアのみのもんたお決まりのこのセリフ、イタリアでは「Accendiamo?」である。火をつけるとか、口火を切るとか、そんな意味の動詞だ。
しかも、自宅近くからUgo Bassiまでの20番のバスは始発が5時で、Ugo Bassiに付くのは5:24である。見事な接続の悪さ。つまり徒歩だ。徒歩で中央まで行けってことだ。朝早くにてこてこ歩いて。自宅からUgo Bassiの空港行バス停までは計ってみたところ、徒歩だと25分程度である。まあつまり自宅を出るのは4時台だ。ちょっと余裕をもって4:45に私は家を出た。
午前4時45分。これは東京でもまだこの時期、太陽が出ていない時刻だ。多分あと2時間くらいしないと出ない。ボローニャだと7時半くらいじゃないと出ない。ていうか朝じゃない。夜だ。確実に夜だった。
もちろん、そんな時間だからかなり寒い。そしてパリも多分ボローニャより寒いだろう、という予測からかなりの重装備で出かけた。何せ下はストッキングの上からカシミア入りのタイツを履いてヒートテックのハーフパンツ、さらにヒートテックの靴下まで装備してブーツを履き、上は半袖ヒートテック着てタートルネックのセーター、さらに半袖のセーターワンピースでダウンジャケットである。もっこもこですよもう。もこもこです。ちなみにダウンジャケットは、裏にこないだ自力でポケットつけたので、財布もインできるという優れものであります。
この状態でてけてけと歩いていると、朝早くなんだか夜遅くなんだかわからないが、スーパーの商品の入ったでっかいトラックを運転してるおっちゃんたちに会う。仕事に精を出す、かなり強面な彼らはしかし、笑顔で「Bongiorno!」と挨拶してくれた。いい人たちだ。車など彼らのものくらいしかないので、信号の存在が無意味である。サクサク歩けた。
さくさく歩けすぎて停留所に着いたらまだバスが来る20分前だった。歩いてるときより止まってるときのほうが寒いので、20分ここで待つってのはなかなかこたえる。そのへんを意味もなくぐるぐる回ってみた。そのうち、お仲間らしき荷物の多いフード男がやってきて、煙草を吹かしはじめる。待ってるうちにちょっと気になって、バス停に表示された空港までの時間を見てみてギョッとした。
「市内のエリアから空港まで1時間」
……大事件である。サイトに30分て書いてあったじゃないか。何てこった。5:20発で1時間て。到着6:20だよ。ゲート通るタイムリミット6:35って書いてあるんですけど。大丈夫ですかそれ。
サイトを信じるべきか、この表示を信じるべきか。この表示を信じるなら、タクシー通ったときにつかまえて乗ったほうがいい。どうするコレ、と非常に悩んだものの、30分と1時間なら間とって45分くらいだろう、と結論づけて待ってみることにした。しばらくしてバスが着いたので、運転手に何分かかるか聞いてみたところ、「わかんないけど45分ぐらいだと思う」という返事をもらう。やっぱり間か。運転手よお前も間をとってきたか。
そんなわけでどきどきしながら乗ってみたのだが、これまたちょっと困ったことが起きる。そういえばボローニャ空港ってターミナル2つなかったっけか。国内線と国際線の2つだったはず。このバス両方止まるのかな、ていうかいつ降りんのコレ、アナウンス的なもん一切ないけど、とちょっと不安になって、途中の駅で隣の席に座った、旅行にしては妙に軽装のおじいちゃん(おじさん……?)に、「エールフランスでフランス行くんだけど、どこで降りればいいか知ってますか?」って訊いたら、「最後で降りればいい、大丈夫、自分も空港行くから連れてってやる」と言われる。ありがとうおじさん。
しかし彼があまりにも軽装なので、このカッコならひょっとして国内移動かな、ならターミナル違ったりしないかなあ、けどあんまりこの人イタリア人っぽくない、っていうかちょっとヨーロッパっぽくない顔立ちだな、国際線か、いやしかし、とかいろいろ考えてしまい、失礼ながら彼の答えが正しいのか不安を覚えたため、もうアレだどこ行くか聞こう、って思って訊いたら予想外の答え。
「旅行じゃなくて、自分は空港で働いてるから」
……何ということでしょう! なら間違いないわ! 心配ゼロだわ! ていうかゴメン自分で訊いといて疑って! ホントごめん! まことにありがとうございます!
ちなみに彼はペルー人で、運良くこっちで仕事を手に入れることができたんだ、と言っていました。だから顔立ちが違ったんだね。そんな会話の後、しばらくしてバスは空港へ到着。所要時間についての結論は35分であった。何その中途半端さ。でも結果オーライ。
そしてペルー人の彼は私を連れてエールフランスのカウンターまで軽快な足取りで空港内を行く。追いかける私に、彼はわざわざチェックインの場所だけでなくゲートの場所まで説明してくれた。超ありがとう。よいお仕事を!
そして無事チェックインを済ませ(行きのぶんはwebでチェックインを済ませていたが、アリタリアのカードをカウンターまで持っていってマイレージをつけてもらわねばならないのだ)、荷物チェックも非常にゆるい感じで終わって、ゲート前で待機。少し余裕があったので、朝ご飯を食べようと思ったが、甘くないパンのシリーズが巨大すぎて全く食べる気にならないため、一番小さい袋のスナック菓子を買おうと思ってみていたら、面白いもの発見。

ご覧の通りルパン3世付き。ちょっと素敵。
こっちでルパンはかなり人気があります。
イタリアには80年代から日本のアニメ・漫画が入ってきてるそうで、
結構いろんなアニメや漫画のタイトルを普通の人が知ってます。
そんなわけで本日の朝食はこれと水。あとは飛行機の中でもらった小さなパンでした。さすがにエールフランスというべきか、飛行機でくれるパンなのに結構おいしかった。
飛行機の中では乗ったとたんに爆睡して、いつ飛び立ったのかも思い出せない勢いでした。そりゃ寝るよね。4:45に家出るって、つまるとこ3:30くらいに目覚ましかけてるからね。前日寝たの11時くらいだったしね。早く寝ようと頑張ったんだけど限界があったよ。
それから2時間ほどでもう飛行機はフランス着陸。早いねー。ちょっと目が覚めたときに窓の外を見たら、美しい雪の山脈と朝焼けが……あれはアルプスだったのだろうか。
さて、パリに着いてすぐ、ツーリストインフォメーションに向かって残念なくらい言葉の壁にぶつかってきた私でありますが、この続きはまた明日に時間があれば。フランス到着まででだいぶ時間を使ってしまったので、今日は寝ます……。
そんなわけで何も突破はしていないが、スケジュールが強行だったことは否めない。否めないっていうか間違いなく強行スケジュールであった。なにせ土曜朝出て日曜朝帰ったのだ。しかも行きの飛行機の出発時間が7:05である。飛行機というものは当然ながら、出発時間に空港にギリギリに入ればオッケー、などという生易しいものではない。たとえ国内移動やヨーロッパ圏内移動でも、一応は一時間半前に空港に入っとけ、という指示が航空会社からなされるのだ。
とはいえ、それをバカ正直に守ろうとするとどうなるか。そりゃつまり5:35には空港にいろってことだ。私の家から空港までは間違っても歩ける距離とかではない。中央のVia Ugo Bassiから出る空港行バスの始発は5:20なのだ。そしてバスで空港までは30分と空港行きのバスのサイトに書いてある。これでは遅れず行っても5:50到着ではないか。つまり最初から5:35到着なぞ無理に決まっているということだ。
私はそこで自宅までタクシーを呼ぶような軟弱者ではない。いや、その行為が軟弱なのかは知らないが、とりあえずそんな無駄な金は使わない。空港行バスなら片道5ユーロである。そんなもん当然空港行バスに決まっている。最初っからファイナルアンサーだ。ちなみにミリオネアのみのもんたお決まりのこのセリフ、イタリアでは「Accendiamo?」である。火をつけるとか、口火を切るとか、そんな意味の動詞だ。
しかも、自宅近くからUgo Bassiまでの20番のバスは始発が5時で、Ugo Bassiに付くのは5:24である。見事な接続の悪さ。つまり徒歩だ。徒歩で中央まで行けってことだ。朝早くにてこてこ歩いて。自宅からUgo Bassiの空港行バス停までは計ってみたところ、徒歩だと25分程度である。まあつまり自宅を出るのは4時台だ。ちょっと余裕をもって4:45に私は家を出た。
午前4時45分。これは東京でもまだこの時期、太陽が出ていない時刻だ。多分あと2時間くらいしないと出ない。ボローニャだと7時半くらいじゃないと出ない。ていうか朝じゃない。夜だ。確実に夜だった。
もちろん、そんな時間だからかなり寒い。そしてパリも多分ボローニャより寒いだろう、という予測からかなりの重装備で出かけた。何せ下はストッキングの上からカシミア入りのタイツを履いてヒートテックのハーフパンツ、さらにヒートテックの靴下まで装備してブーツを履き、上は半袖ヒートテック着てタートルネックのセーター、さらに半袖のセーターワンピースでダウンジャケットである。もっこもこですよもう。もこもこです。ちなみにダウンジャケットは、裏にこないだ自力でポケットつけたので、財布もインできるという優れものであります。
この状態でてけてけと歩いていると、朝早くなんだか夜遅くなんだかわからないが、スーパーの商品の入ったでっかいトラックを運転してるおっちゃんたちに会う。仕事に精を出す、かなり強面な彼らはしかし、笑顔で「Bongiorno!」と挨拶してくれた。いい人たちだ。車など彼らのものくらいしかないので、信号の存在が無意味である。サクサク歩けた。
さくさく歩けすぎて停留所に着いたらまだバスが来る20分前だった。歩いてるときより止まってるときのほうが寒いので、20分ここで待つってのはなかなかこたえる。そのへんを意味もなくぐるぐる回ってみた。そのうち、お仲間らしき荷物の多いフード男がやってきて、煙草を吹かしはじめる。待ってるうちにちょっと気になって、バス停に表示された空港までの時間を見てみてギョッとした。
「市内のエリアから空港まで1時間」
……大事件である。サイトに30分て書いてあったじゃないか。何てこった。5:20発で1時間て。到着6:20だよ。ゲート通るタイムリミット6:35って書いてあるんですけど。大丈夫ですかそれ。
サイトを信じるべきか、この表示を信じるべきか。この表示を信じるなら、タクシー通ったときにつかまえて乗ったほうがいい。どうするコレ、と非常に悩んだものの、30分と1時間なら間とって45分くらいだろう、と結論づけて待ってみることにした。しばらくしてバスが着いたので、運転手に何分かかるか聞いてみたところ、「わかんないけど45分ぐらいだと思う」という返事をもらう。やっぱり間か。運転手よお前も間をとってきたか。
そんなわけでどきどきしながら乗ってみたのだが、これまたちょっと困ったことが起きる。そういえばボローニャ空港ってターミナル2つなかったっけか。国内線と国際線の2つだったはず。このバス両方止まるのかな、ていうかいつ降りんのコレ、アナウンス的なもん一切ないけど、とちょっと不安になって、途中の駅で隣の席に座った、旅行にしては妙に軽装のおじいちゃん(おじさん……?)に、「エールフランスでフランス行くんだけど、どこで降りればいいか知ってますか?」って訊いたら、「最後で降りればいい、大丈夫、自分も空港行くから連れてってやる」と言われる。ありがとうおじさん。
しかし彼があまりにも軽装なので、このカッコならひょっとして国内移動かな、ならターミナル違ったりしないかなあ、けどあんまりこの人イタリア人っぽくない、っていうかちょっとヨーロッパっぽくない顔立ちだな、国際線か、いやしかし、とかいろいろ考えてしまい、失礼ながら彼の答えが正しいのか不安を覚えたため、もうアレだどこ行くか聞こう、って思って訊いたら予想外の答え。
「旅行じゃなくて、自分は空港で働いてるから」
……何ということでしょう! なら間違いないわ! 心配ゼロだわ! ていうかゴメン自分で訊いといて疑って! ホントごめん! まことにありがとうございます!
ちなみに彼はペルー人で、運良くこっちで仕事を手に入れることができたんだ、と言っていました。だから顔立ちが違ったんだね。そんな会話の後、しばらくしてバスは空港へ到着。所要時間についての結論は35分であった。何その中途半端さ。でも結果オーライ。
そしてペルー人の彼は私を連れてエールフランスのカウンターまで軽快な足取りで空港内を行く。追いかける私に、彼はわざわざチェックインの場所だけでなくゲートの場所まで説明してくれた。超ありがとう。よいお仕事を!
そして無事チェックインを済ませ(行きのぶんはwebでチェックインを済ませていたが、アリタリアのカードをカウンターまで持っていってマイレージをつけてもらわねばならないのだ)、荷物チェックも非常にゆるい感じで終わって、ゲート前で待機。少し余裕があったので、朝ご飯を食べようと思ったが、甘くないパンのシリーズが巨大すぎて全く食べる気にならないため、一番小さい袋のスナック菓子を買おうと思ってみていたら、面白いもの発見。
ご覧の通りルパン3世付き。ちょっと素敵。
こっちでルパンはかなり人気があります。
イタリアには80年代から日本のアニメ・漫画が入ってきてるそうで、
結構いろんなアニメや漫画のタイトルを普通の人が知ってます。
そんなわけで本日の朝食はこれと水。あとは飛行機の中でもらった小さなパンでした。さすがにエールフランスというべきか、飛行機でくれるパンなのに結構おいしかった。
飛行機の中では乗ったとたんに爆睡して、いつ飛び立ったのかも思い出せない勢いでした。そりゃ寝るよね。4:45に家出るって、つまるとこ3:30くらいに目覚ましかけてるからね。前日寝たの11時くらいだったしね。早く寝ようと頑張ったんだけど限界があったよ。
それから2時間ほどでもう飛行機はフランス着陸。早いねー。ちょっと目が覚めたときに窓の外を見たら、美しい雪の山脈と朝焼けが……あれはアルプスだったのだろうか。
さて、パリに着いてすぐ、ツーリストインフォメーションに向かって残念なくらい言葉の壁にぶつかってきた私でありますが、この続きはまた明日に時間があれば。フランス到着まででだいぶ時間を使ってしまったので、今日は寝ます……。
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さて本日も日記を書いてみる訳だが、やはり毎日毎日書こうとするとろくに物事も起こっていないので何を書くべきなのかいまいちわからなくなるものであることだよ、と今書いてみて思った、「〜であることだよ」って書いて文章を終えると、古文でやった和歌の解説書のようでなかなか味わい深いものであることだよ。
そんな言葉遊びはいったん置いておいて、本日の日記である。木曜はわりと毎週のんびり過ごしている。なぜなら午前中にすることがあまりないからだ。要するに起きるのが遅いわけである。今日は10時半くらいまで寝ていた。そして起きてすぐ外に出て、CILTA(大学の語学コース)の登録料の払い込みに出かけた。CILTAの受付は午後もやっているのだが、銀行に出向いて入金せねばならないため、窓口がやっている時間内に行かねばならなかったのだ。
このコース、登録料が奨学金留学生だからタダにならないかなーとか甘いことを考えていて、しばらく払い込まないでいたら催促が来たので、一応奨学生なんだけどやっぱり払うの? ってメールで丁寧語で聞いてみたら、このコースは払わなきゃダメ、という内容の丁寧なメールが来て、本日払い込みと相成ったわけだ。大学の登録料は大幅にディスカウントされたんだが、やっぱり語学コースまでは面倒見てくれないらしい。
そんなわけでそこそこ大金を銀行で払い込み、ついでに街をぶらついた。とりあえずupim(中級デパート)にて布団カバーが入荷したか確認する。やっぱりしてない。いつだ。いつ来るんだ紺色の布団カバー。お前のために無駄に寝具関係のイタリア語に詳しくなったというのに。店員に聞いても「来るのは確かだ、だがいつかはわからない」というイタリア的返答をもらうばかりである。ちなみに土曜に最初にある店員にこの質問をして、次に同じ店員に火曜にしたところ、私のことを覚えていたらしく、「土曜も来たよね」って言われた。ていうか毎日来てるよ、あなたが勤務してない曜日も。
失意の中、そこからまた歩いて、Piazza Maggioreの脇から入る小道にある古いメルカートで夕飯用の肉を買った。家に電子レンジがないので、買いだめして冷凍という技が使えない。外に放置して解凍というのも考えたが、なにせ一日中リスカルダメント(要するに集中式の暖房。ガスで水をあたため、その水が家の中の各所に設置された蛇腹型のパイプの中を通ることで部屋をあたためる)が低温でつきっぱなしなので、何となく怖くてやりたくないのだ。
そのまま、肉を持ってぶらぶら歩く。一応帰る方向で歩く。何せまだ飯を食っていない。どうしたものか、と思いAちゃんに電話をすると、彼女は外でPizzaを買って食べるというので、私も外で済ますことにした。最初は帰り道をちょっとはずれたところにあるBANDIGAというカフェで食べようかと思ったのだが、何か時間があわなかったか、人が誰もいないのでやめた。結局、家の近くのPorta Saragozzaまで歩いて、その城門を通り抜ける直前にあるPizzaの店で朝昼食をとった。
この店は、先日G語大のW先生がこちらにいらしたときに、「ローマ風のPizzaで悪くないよ」とおっしゃっていた店だ。前からちょっと入ってみたかったので、この機会に行ってみた。奥にちゃんと窯があって、とても薄い生地のおいしいPizzaを出してくれた。ローマ風、というのを私は知らないのだが、ここの生地の薄さがそれを示しているのだろうか。いかにも手で伸ばしてますという感じの正円にはほど遠い、何ならボローニャの街のような形のPizza Specialeがやってきた。ちなみにこのPizza Speciale、のっているのはProsciuto cottoとひき肉、生マッシュルーム、トマト、モッツァレラで、6ユーロ。これに炭酸入りの水と、食後のCaffe macchiato、コペルト込みで11ユーロちょっとである。普段は家で食べるので、昼飯としては結構豪華だ。店の感じも悪くなかったし、またそのうち行きたいと思う。
食後、文房具屋に寄った。いろいろとコピーやらプリントやらがちらばるので、A4ファイルが欲しかったのだ。あとチケットなどを入れる、小型のファイルも。ちなみにこの小型ファイル、Deep Purpleのライブチケットが入っている。先日、日本語を勉強しているイタリアの子たちと飲んだとき、その中のひとりとちょっと音楽話で盛り上がって、何となく行ってみることにしたのだった。来月真ん中あたりだ。Deep Purple、好きだけどすごく詳しいわけではないので、現在勉強中である。でも英語の歌流しながらイタリア語の本読んでたりすると何だか頭の中がカオスになるので、何もしてないときに流す方向でいこう。
自宅に帰って、ファイルにそれぞれの紙類を仕分けしたのち、14時半頃から、本日16時半に始まるイタリア語学校(こちらは私立だ)の宿題を始める。昨日夜やろうと思ったら眠すぎて落ちたのだ。家を16時には出ないといけないので、ちょっと急いだ。「ここで接続法を使うか直接法を使うか」という判断を問われる問題だったが、その判断よりむしろ主語を間違える私には、根本的な何かが育っていない気がする。
15時40分頃宿題が終わったので、ちょっと質問をしたくて母親にskypeで話しかける。実は土曜に展覧会を観にフランスのパリに行く(そして日曜の朝に帰る……)のだが、そもそもヨーロッパ国内から他のヨーロッパ国内へ飛行機で移動した経験がない(多分)ので、何時間前に飛行場に入るべきかわからなかったのだ。ちなみに基本的には1時間半前らしいのだが、朝7時5分の飛行機なので、始発のバスに乗っても1時間15分前くらいになってしまう。タクシーを呼ぶべきか否かを母に問うたところ、「いいんじゃないの、遅れても」という楽観的意見だったので、その意見を採用した。あと、パリで行きたい場所の位置関係および所要時間がわからなかったのでたずねておいた。さすがにはるか昔とはいえ、一年住んでた人はある程度の感覚があるものである。私がやろうとしていることは何とかできそうな感じだ。
そんなわけで20分程度母と話したのち、イタリア語学校に出かけた。授業の初め、サルデーニャ人のマリーナ先生が、「本日頭が痛いので、1時間15分の授業を1時間に短縮し、来週火曜の授業を1時間半にしてもいいか」という大変自由な感じの質問をしてきたので、もちろんかまわないよ、と答えておいた。生徒は現在私ひとりなので気楽なものだ。かなり無茶なテープ聞きとりの授業を終え、街に出てまたぶらぶらしながら帰る。H&Mでコートとオーバー20%オフ中ということで、のぞいてみたかったのだ。
H&Mはもちろん日本にも入っている、スウェーデンが誇る安くてそこそこ可愛い洋服店だ。ちなみに日本では入ったことなかった。しかしこちらでは大活躍である。何かワードローブに足りないとくれば基本はH&M。まずXSサイズがあるのが素晴らしい。こちらのSサイズは大きいのだ。
見て回って、手袋がなかったことを思い出して買う。日本円にして500円程度で買えてしまう手袋に逆に不安を覚えるものの、こっちで使い倒すくらいの勢いでいくぶんには何の問題もない。次にふらりとCALZEDONIAに入る。イタリアでタイツとか靴下というと私の中ではここだ。とはいえ入ったのは初めてなんだが。テレビCMでいっつもイタリア国歌(Fratelli d'Italia=イタリアの兄弟)のもじったやつ(Sorelle d'Italia=イタリアの姉妹)流れてるのがなんか気になる会社だ。ここで一番あったかいカシミア入りタイツ買ってみた。フランス行くとき履こう。
さて、帰宅して夕飯である。今日はもう作り置きを食べきっているので、洋食でいくことにした。ジェノベーゼソースの瓶を先日開けたので、この残りでパスタ完成。買ってきた子牛肉を適当にローズマリーふりかけて焼く。つけあわせにズッキーニとトマトとアンチョビ(全部残り物)を炒めて終わり。こちらは肉がうまいし安いので、焼くだけでいつもなんか豪華な感じだ。
そして夕食後、ぼんやり茶を飲みながらこれを書きはじめた。今これが終わったら明日のCILTAの宿題をやって、寝るんだろうと思われる。そういえばsala borsaで借りた本を返す期限が近いので、早くコピーしなければいけない。忘れていた。明日行こうかな。
そんな言葉遊びはいったん置いておいて、本日の日記である。木曜はわりと毎週のんびり過ごしている。なぜなら午前中にすることがあまりないからだ。要するに起きるのが遅いわけである。今日は10時半くらいまで寝ていた。そして起きてすぐ外に出て、CILTA(大学の語学コース)の登録料の払い込みに出かけた。CILTAの受付は午後もやっているのだが、銀行に出向いて入金せねばならないため、窓口がやっている時間内に行かねばならなかったのだ。
このコース、登録料が奨学金留学生だからタダにならないかなーとか甘いことを考えていて、しばらく払い込まないでいたら催促が来たので、一応奨学生なんだけどやっぱり払うの? ってメールで丁寧語で聞いてみたら、このコースは払わなきゃダメ、という内容の丁寧なメールが来て、本日払い込みと相成ったわけだ。大学の登録料は大幅にディスカウントされたんだが、やっぱり語学コースまでは面倒見てくれないらしい。
そんなわけでそこそこ大金を銀行で払い込み、ついでに街をぶらついた。とりあえずupim(中級デパート)にて布団カバーが入荷したか確認する。やっぱりしてない。いつだ。いつ来るんだ紺色の布団カバー。お前のために無駄に寝具関係のイタリア語に詳しくなったというのに。店員に聞いても「来るのは確かだ、だがいつかはわからない」というイタリア的返答をもらうばかりである。ちなみに土曜に最初にある店員にこの質問をして、次に同じ店員に火曜にしたところ、私のことを覚えていたらしく、「土曜も来たよね」って言われた。ていうか毎日来てるよ、あなたが勤務してない曜日も。
失意の中、そこからまた歩いて、Piazza Maggioreの脇から入る小道にある古いメルカートで夕飯用の肉を買った。家に電子レンジがないので、買いだめして冷凍という技が使えない。外に放置して解凍というのも考えたが、なにせ一日中リスカルダメント(要するに集中式の暖房。ガスで水をあたため、その水が家の中の各所に設置された蛇腹型のパイプの中を通ることで部屋をあたためる)が低温でつきっぱなしなので、何となく怖くてやりたくないのだ。
そのまま、肉を持ってぶらぶら歩く。一応帰る方向で歩く。何せまだ飯を食っていない。どうしたものか、と思いAちゃんに電話をすると、彼女は外でPizzaを買って食べるというので、私も外で済ますことにした。最初は帰り道をちょっとはずれたところにあるBANDIGAというカフェで食べようかと思ったのだが、何か時間があわなかったか、人が誰もいないのでやめた。結局、家の近くのPorta Saragozzaまで歩いて、その城門を通り抜ける直前にあるPizzaの店で朝昼食をとった。
この店は、先日G語大のW先生がこちらにいらしたときに、「ローマ風のPizzaで悪くないよ」とおっしゃっていた店だ。前からちょっと入ってみたかったので、この機会に行ってみた。奥にちゃんと窯があって、とても薄い生地のおいしいPizzaを出してくれた。ローマ風、というのを私は知らないのだが、ここの生地の薄さがそれを示しているのだろうか。いかにも手で伸ばしてますという感じの正円にはほど遠い、何ならボローニャの街のような形のPizza Specialeがやってきた。ちなみにこのPizza Speciale、のっているのはProsciuto cottoとひき肉、生マッシュルーム、トマト、モッツァレラで、6ユーロ。これに炭酸入りの水と、食後のCaffe macchiato、コペルト込みで11ユーロちょっとである。普段は家で食べるので、昼飯としては結構豪華だ。店の感じも悪くなかったし、またそのうち行きたいと思う。
食後、文房具屋に寄った。いろいろとコピーやらプリントやらがちらばるので、A4ファイルが欲しかったのだ。あとチケットなどを入れる、小型のファイルも。ちなみにこの小型ファイル、Deep Purpleのライブチケットが入っている。先日、日本語を勉強しているイタリアの子たちと飲んだとき、その中のひとりとちょっと音楽話で盛り上がって、何となく行ってみることにしたのだった。来月真ん中あたりだ。Deep Purple、好きだけどすごく詳しいわけではないので、現在勉強中である。でも英語の歌流しながらイタリア語の本読んでたりすると何だか頭の中がカオスになるので、何もしてないときに流す方向でいこう。
自宅に帰って、ファイルにそれぞれの紙類を仕分けしたのち、14時半頃から、本日16時半に始まるイタリア語学校(こちらは私立だ)の宿題を始める。昨日夜やろうと思ったら眠すぎて落ちたのだ。家を16時には出ないといけないので、ちょっと急いだ。「ここで接続法を使うか直接法を使うか」という判断を問われる問題だったが、その判断よりむしろ主語を間違える私には、根本的な何かが育っていない気がする。
15時40分頃宿題が終わったので、ちょっと質問をしたくて母親にskypeで話しかける。実は土曜に展覧会を観にフランスのパリに行く(そして日曜の朝に帰る……)のだが、そもそもヨーロッパ国内から他のヨーロッパ国内へ飛行機で移動した経験がない(多分)ので、何時間前に飛行場に入るべきかわからなかったのだ。ちなみに基本的には1時間半前らしいのだが、朝7時5分の飛行機なので、始発のバスに乗っても1時間15分前くらいになってしまう。タクシーを呼ぶべきか否かを母に問うたところ、「いいんじゃないの、遅れても」という楽観的意見だったので、その意見を採用した。あと、パリで行きたい場所の位置関係および所要時間がわからなかったのでたずねておいた。さすがにはるか昔とはいえ、一年住んでた人はある程度の感覚があるものである。私がやろうとしていることは何とかできそうな感じだ。
そんなわけで20分程度母と話したのち、イタリア語学校に出かけた。授業の初め、サルデーニャ人のマリーナ先生が、「本日頭が痛いので、1時間15分の授業を1時間に短縮し、来週火曜の授業を1時間半にしてもいいか」という大変自由な感じの質問をしてきたので、もちろんかまわないよ、と答えておいた。生徒は現在私ひとりなので気楽なものだ。かなり無茶なテープ聞きとりの授業を終え、街に出てまたぶらぶらしながら帰る。H&Mでコートとオーバー20%オフ中ということで、のぞいてみたかったのだ。
H&Mはもちろん日本にも入っている、スウェーデンが誇る安くてそこそこ可愛い洋服店だ。ちなみに日本では入ったことなかった。しかしこちらでは大活躍である。何かワードローブに足りないとくれば基本はH&M。まずXSサイズがあるのが素晴らしい。こちらのSサイズは大きいのだ。
見て回って、手袋がなかったことを思い出して買う。日本円にして500円程度で買えてしまう手袋に逆に不安を覚えるものの、こっちで使い倒すくらいの勢いでいくぶんには何の問題もない。次にふらりとCALZEDONIAに入る。イタリアでタイツとか靴下というと私の中ではここだ。とはいえ入ったのは初めてなんだが。テレビCMでいっつもイタリア国歌(Fratelli d'Italia=イタリアの兄弟)のもじったやつ(Sorelle d'Italia=イタリアの姉妹)流れてるのがなんか気になる会社だ。ここで一番あったかいカシミア入りタイツ買ってみた。フランス行くとき履こう。
さて、帰宅して夕飯である。今日はもう作り置きを食べきっているので、洋食でいくことにした。ジェノベーゼソースの瓶を先日開けたので、この残りでパスタ完成。買ってきた子牛肉を適当にローズマリーふりかけて焼く。つけあわせにズッキーニとトマトとアンチョビ(全部残り物)を炒めて終わり。こちらは肉がうまいし安いので、焼くだけでいつもなんか豪華な感じだ。
そして夕食後、ぼんやり茶を飲みながらこれを書きはじめた。今これが終わったら明日のCILTAの宿題をやって、寝るんだろうと思われる。そういえばsala borsaで借りた本を返す期限が近いので、早くコピーしなければいけない。忘れていた。明日行こうかな。